山登りに行ってみたいと思っているけど、どんなものを持っていったらいいの?
山登りしてみたい、大自然を満喫してみたい!と思っている初心者のみなさん、こんな疑問をお持ちではありませんか?
安心して山へ遊びに行くためにも、普段の荷物とは別のものを用意する必要があるのです。
こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑
今回は、個人的なこだわり(荷物は軽い方が好き、ミニマリスト気質)も踏まえて「初心者が持っていくべき持ち物リスト」をご紹介します!
この記事を読んで分かること
- 登山初心者が準備したい、持ち物リスト
- 女性、ミニマリスト気質の方におすすめの持ち物
- 安心して山に登るための荷物の知識
ぜひ、最後までお付き合いください!
私も最初何も知らないところから知らずに始めて、「アレあった方がよかったな‥」「コレいらなかったなー」と試行錯誤しながら、自分なりの持ち物リストを作っています!
登山初心者が最初にそろえるべき基本持ち物リスト
初めての登山で「これは必ず持っていきたい!」というものを、まずは6つご紹介します。安心して山を楽しむために必ず必要なものになりますので、ぜひ参考にしてくださいね!
必ず持っていく持ち物
- 登山靴
- 登山用リュック
- レインウエア上下
- 飲み物、お昼ごはん、行動食
- マップ、コンパスまたは登山アプリ
- 防寒着
1つずつ、具体的に見ていきましょう!
登山靴 – 足元の安心が何より大切
山へハイキングに行ったり、登山を始めるなら、最初にそろえるべきアイテムが登山靴です。
山道は舗装されていないので、靴底がしっかりしている登山靴がないと、滑りやすく足を痛める原因になってしまいます。
初心者には、足首までしっかりとホールドしてくれる「ミドルカット」の登山靴がオススメです。
【登山靴の特徴】
- 滑りにくい
- 防水性がある
- 透湿性がある
- 丈夫な素材
登山靴を選ぶときは、できるだけお店で試着して、足に合うものを選びましょう。登山靴を始めて履くと「こんなにガッチリ足を守ってくれるのか!」と安心感に驚くと思います。
そして忘れちゃいけない、自分の気分が上がるオシャレなデザインであることと、手入れがめんどくさくないことも大切なポイントです!
ちなみに私が使っているのはローバーの登山靴です。深い青色に、紫色のラインが入っているのがいい感じ。そして足首周りのフィット感が良くて、とても気に入って履いています!
お値段はかなり高めですが、何よりもデザインと履き心地に惚れ込んで、買ってしまいました‥笑。
登山リュック – 快適な山歩きには必須
登山では、両手が自由に使えるリュックが必須です。大きさは、日帰り登山なら20Lくらいが目安。
こちらもお店で背負ってみるのがベストですが、背負いやすさとポケットの配置がポイント。
水分が取りやすいようにサイドポケットがあるものや、行動食(おやつ)を入れておけるようなポケットがあるリュックがオススメです。
ミニマリスト気質な私は、登山専用のリュックを買うのがイヤだったので(登山のリュックって”登山してます!”っていうアピールが強いものが多いですよね‥笑)、アークテリクス(Arc’teryx)のマンティス26がお気に入りです。
山でも使える機能性を備えつつも、街で使っても全然平気。たくさん入るのにコンパクトというとてもバランスが取れているリュックだと思います!
>マンティス26の詳細は、コチラの記事でご紹介しています。
レインウエア – 変わりやすい山の天気に備えて
山の天気はとても変わりやすいので、突然の雨にも対応できるレインウェアが必須です。
登山用のレインウェアは
- 防水性が高い
- 防風性もある
- 軽くてコンパクトにたためる
- デザインが明るくてかわいい(遭難しときに見つけてもらいやすい)
というとても機能性にあふれたものです。
雨が降ったときだけでなく、風が冷たいときや、単純に気温が低くて寒いというときにも重宝します。
ミニマリストが行きすぎて、以前レインウェアの下を持って行かなかったときがあります‥。そういう時に限って雨が降ってくるんですよね;見事に下着まで濡れて、寒い思いをしたという、ツライ記憶があります。必ずレインウェアの上下を持って行ってください!
ちなみに、私はレインウエアは日常生活でも使っています。台風の日とか雨が強い日は、レインウエアの機能性の高さに安心感を覚えます。
登山グッズって、本当に優秀なんです!お金も高いけど、高いだけあるっていう感じ。
水分、お昼ごはん、行動食 – エネルギー補給を忘れずに
登山は普段の生活と比べると、多くのエネルギーを消耗するため、こまめな水分補給とエネルギー補給がとても大切。
ダイエットになるかも!と思って、カロリー制限をしながら登山をする方もいらっしゃるそうですが、絶対にやめましょう。
一歩間違えると危険と隣り合わせの山の中で、エネルギー切れになって人様に迷惑をかけるなんてことはしたくないので、こまめにエネルギー補給して、安全に山を楽しむことが重要です!
水分
山登りで必要な水の量は【必要な水分量(ml)=自分の体重×5×行動時間】と言われています。
例えば、体重50キロ×5×4時間(行動時間)=1000ml(=1L)となります。
ここからは個人の好みですが、特に暑い日は、私は水分がないと動けないので、夏場は1.5Lを持っていきます。水分取りたいけど荷物が重たくなるのもイヤ‥というギリギリのバランスのところです。
500mlのペットボトル(や水筒)を3本持って行っていて、1本は水、1本はアクエリアスなどのスポーツドリンク、もう1本はお茶など。
ちなみに、サーモボトルがあるととても便利!
お湯を持って行ってコーヒーを飲んだり、カップラーメンを作ったり。暑い時期に冷たい飲み物が飲めるしで、本当に重宝しています。
食事(お弁当)
日帰り登山の楽しみの1つ!お昼ごはんは、おにぎりやパン、お弁当など、自分の好きなものを持っていきましょう!
私はカップラーメンをいつも持っていきます(スープは捨てられないので要注意!少な目にして飲み切ります)
しいて言うなら、ピクニックみたいに広い場所が取れるかどうかが分からないので、手軽にパクっと食べれるものがいいかなと思います。
行動食
行動食とは、小休憩するときや立ちっぱなしでも食べられるおやつのこと。
手軽にカロリー補給ができるもので、甘いもの・しょっぱいもの・すっぱいものなどバリエーションがあると食べやすいです。
私のレギュラーメンバー(行動食)は
- ブラックサンダー(甘い担当)
- うまい棒(しょっぱい担当)
- ピュレグミ(すっぱい担当)
- ラムネ(←好きだから)
です。他にも、よく言われるのはナッツやバナナなどは行動食として良いです。
あまり荷物になるものはオススメしませんが、山の上で食べるおやつのおいしさは格別です。頑張った自分へのご褒美として、自分の好きなおやつを持っていきましょう!
もう1つ、オススメは塩分チャージ系のタブレットです。夏だけでなく、冬も汗をかくので、ポケットに忍ばせておくと安心です。
マップ・コンパスまたは登山アプリ – 安心感が大切
道迷いを防ぐために、地図とコンパス、もしくは登山専用のアプリも持っていきましょう。
実は私は、過去にめんどくさがって、登山道の標識だけを見て歩いていたことがあるのですが‥、標識を見落として、曲がらないといけない分岐をまっすぐに行ってしまった経験があります。
「そろそろ着くはずだけど‥」と思いながら、全然着かないというのは、街中で道に迷うのとはくらべものにならないくらい、不安でした><
今は、必ず登山アプリ「YAMAP」を使って、ルート確認しながら進むようにしています。「絶対あっているだろう」と思いながらも、20分に1回くらいは必ず見るようにしています。
現在地が分かることも大切だけど、今後のルートがどれくらいかが見れるのも安心。
防寒着 – 天候や気温の変化に備える
山では天気や気温の変化が激しいので、脱ぎ着がしやすい防寒着があると便利です。
春~夏でも、登る山によっては山頂付近は冷え込むことがあるので、薄手のダウンやフリースなどの防寒着を1枚持っていきましょう。
登山するときの服装の基本は「レイヤリング」です。初心者のうちは、ガチガチに気にする必要はないと思いますが、快適に登山をするには服装はとても大切です。
- ベースレイヤー(下着・肌着):
肌に直接触れる下着のこと。肌に一番違い存在の服が、汗や温度調整に大きく影響するので、一番快適さを左右するものがコレ。吸汗速乾性のある化学繊維か、ウールのものがオススメ。パンツやブラジャーも意外と重要。 - ミドルレイヤー(中間着):
肌着と上着の間に着て、主に保温の役割を果たす中間着。行動中に着て汗抜け優先のものと、休憩中に着て保温重視のものがあるので、季節や天気に合わせて組み合わせるのが良い。初心者のうちは、休憩中に寒いと感じるときに着れるように1枚フリースか薄手のダウンを持っていくのがオススメ。 - アウターレイヤー(上着):
防水、撥水、防風、耐久性に優れて、一番外に着る上着のこと。必ず持っていくレインウエアはこのアウターレイヤーに入ります。
登山では「薄手の服を重ねて、体温調整をしやすくする」ことが大切です。最初動く前は少し寒いくらいで、動き出したら体があったまってきて快適になり、休憩中に寒くなるので上着を羽織る、という感じです。
また、ミニマリスト気質を発揮して、荷物になるのがイヤなので、中間着や上着はコンパクトで軽いものを持っていくようにしています。
>私が愛用しているモンベルのダウンについて、こちらの記事も参考にしてください。
その他の必須アイテム
ここまで紹介したアイテムに加えて、以下のものも必ず準備しましょう!
- 帽子・サングラス:紫外線対策や熱中症予防に必須
- ヘッドランプ:万が一、日が暮れてしまった時のために必ず持っていきます(電池切れに注意)
- 携帯トイレ:近くにトイレがないときの緊急時のために。*防災用に家に常備しておくこともオススメ。
- 応急処置キット(常備薬やばんそうこうなど):登山中にケガをしたときや体調が悪くなったときのために。
- ウエットティッシュ:水が貴重な山の中では、手を洗うとかもできないので、除菌シートなどを持っていきます。
- ゴミ袋:山の中で出たゴミを家まで持って帰るために必要。ジップロックなど、密閉できるものがオススメ。
山に遊びに行くときには、「快適さ」と「危機管理(万が一の時が起きた時でも対応できる備え)」を必ず考えましょう!
持っていくもの【チェックリスト】
さて、ここまで紹介してきたものも含め、持ち物チェックリストとしてまとめます。こちらを参考に、山登りの準備を進めてくださいね!
☑服装
- 速乾下着
- シャツ
- トレッキングパンツ
- 防寒着(薄手のダウンやフリース)
- レインウエア上下
- 登山靴
- 靴下(厚手のもので、足首まで長さのあるものがオススメ)
☑小物編
- リュック(初心者の日帰り登山なら20Lくらい)
- 帽子
- サングラス
- 手袋(手をついて登ることもあるので、軍手みたいなグローブがあっても◎)
- ネックウォーマー(寒い時期)
☑食べ物、飲み物
- 水、水筒(体重×5×行動時間=必要な水分量(ml))
- お昼ごはん
- 行動食、おやつ
- ウエットティッシュ
- ごみ袋
☑その他
- 地図、コンパス、YMAPアプリ
- ヘッドランプ、予備電池
- 緊急セット、常備薬、防寒シート
- 携帯トイレ(トイレがあるときには必要なし)
- 筆記用具
- 日焼け止め、リップ(日焼け止めはスティックタイプがオススメ!)
☑貴重品
- 財布、スマホ
- 保険証
☑あると便利なもの
- タオル/手ぬぐい(手ぬぐいはお土産で買っちゃうものランキング第1位!)
- 虫よけスプレー
- トレッキングポール
こちらが私の登山持ち物リストです!新しく買わなくても、今すでにあるもので使えるものがあれば、それを使っていくのでOK!「登山楽しい~」と思って続けられそうだったら、良いものを買いそろえていきましょう^^
ちなみに、絶対に焼けたくない私のオススメ日焼け止めはコチラ。こまめに塗り直すのがとっても楽なので、ぜひ一度試してほしい!
まとめ
まだ山に登ったことがない方に向けて、日帰り登山で持っていくべき持ち物リスト(ミニマリスト気質のこだわり付き)をご紹介しました。
登山で大切なことは、①安全に登れるように準備すること ②快適に楽しく登れるように準備することです。
今回紹介したアイテムをリュックに詰め込んで、ゆっくりと自分のペースで山歩きを始めてみてください!大絶景が待っていますよ♪
参考にしていただけると嬉しいです!
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