自然にあふれた場所に行きたい!リフレッシュしたい!ということで、すこし肌寒くなってきた11月下旬に屋久島へ山旅をした時の記録。
屋久島は鹿児島県の離島で、世界自然遺産に指定されています。雨が多い島なのですが、今回はお天気にも恵まれて、とても気持ちの良い島めぐりができました^^
屋久島は、海・山・植物・動物‥どれも「屋久島らしい!」と感じられる特別な場所です。私も大好きで、実は今回が3回目の訪問です笑
こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑
この記事を読むと分かること
- 屋久島までのアクセス
- 屋久島1周のモデル観光ルート
- 屋久島でオススメのご飯
- 屋久島のオススメお土産屋さん
ぜひ、最後までお付き合いください!
>ちなみに、別の日には縄文杉トレッキングにも行きました!その様子はコチラの記事に▼
屋久島までのアクセス
屋久島へは、飛行機で入る方法と船(高速船とフェリー)で入る方法の3つがあります。個人的には、疲労度合いも考えて飛行機が絶対オススメ!
①飛行機で行く場合 ←今回はコチラ
都内から行く場合は、羽田空港→鹿児島空港→屋久島でフライトが出ています。
今回私は、8:00羽田発、9:50鹿児島空港着、そして10:30鹿児島発、11:10屋久島着のフライトで屋久島入り。
鹿児島まで約2時間、鹿児島ー屋久島間は、なんと40分で着いてしまいます!
朝東京を出て、昼前には屋久島に着いているなんて‥早くて感動!
ちなみに、屋久島空港へのフライトが出ている空港は以下の通り。
- 大阪(伊丹)空港(1日1便)
- 福岡空港(1日2便)
- 鹿児島空港(1日8便)
乗り換えは必要ですが、お近くの空港から簡単にアクセスすることができますよ。
②船(高速船)で行く場合
鹿児島から船(高速船)で屋久島入りすることも可能です。
鹿児島空港や鹿児島中央駅から「鹿児島本港南埠頭」まで行き、そこから高速船に乗り換えます。
鹿児島本港南埠頭から屋久島の「宮之浦港」や「安房港」まで2~3時間で到着します。
1日に6便出ているので、旅のスケジュールや宿泊場所などによって、使い分けることができるので便利かなと思います。
が、けっこう船酔いするので、乗り物に弱い方(そうじゃない方も)は要注意です!
③フェリーで行く場合
自分の車で行く場合は、フェリーを使うのがオススメ。
高速船は人しか乗れませんが、フェリーなら車やバイクなども積むことができるので、自分の車で旅をしたい!という方はフェリーです。
鹿児島本港南埠頭から屋久島の「宮之浦港」まで4時間。1日1便しかありません(2024年11月現在は運休中)。
フェリー内には売店も充実しているそうなので、ゆっくり船旅も楽しみたいという方にはオススメです!
屋久島1周ドライブ旅
屋久島は、島の周りをぐるっと県道が走っていて、総距離10キロ、車で1周約3時間です。
島全体の地図をザックリ書きましたが、今回の旅行で回った場所です(一部、夏の台風の影響で封鎖されていましたが‥)結構大きい島ですよね!ちなみに、人口は約1.2万人で、島の大きさでは日本で6番目だそうです。
島の東側の方が、人の往来が多くあるので、飲食店などはたくさんあります。宮之浦や安房は比較的大きな集落です。
島の西側は、世界自然遺産にも指定されている区間がある「西部林道」があり、THE屋久島!という感じの森を見ることができます。
屋久島は車を借りて、丸1日かけて島1周ドライブ観光をするのがオススメです!
私も今回は、屋久島空港前にあるレンタカー屋さんで車を借り、時計回りに1周観光をしました!11月のこの時期に見どころだなと思ったところを、順番にご紹介していきます!
ちなみに今回は、eco hotel SORAさんに宿泊しました(だいたい屋久島全体を時計と見立てて3時くらいの場所)。そこから時計回りスタートです。
春田浜
さて、最初にやってきたのは春田浜です!
ここは屋久島最大の隆起サンゴ礁海岸で、熱帯魚やカニがいるのを観察できる場所です。スイミングゾーンもあるので、海水浴やシュノーケリングも楽しめます。
写真の左側の陸みたいなところがサンゴ礁です。ちなみに右側の黒っぽい陸地部分は、溶岩が冷えて固まったところなんだそうです。屋久島の地理的なところも面白いと思う‥。
今回は景色を見ただけでしたが、圧倒的な解放感!海も全然臭くないので、とても爽快です。
地元の方は、お昼ごはんをここで食べたりするそうです!この景色が日常にあるって羨ましい!
千尋の滝
続いては、千尋の滝です。個人的には結構テンションが上がる好きなところです!
というのも、この滝の左側が1枚の大きな岩(花こう岩)になっていて、それを水の流れが削り、V字になったんだそう。
こんなに大きな岩があるなんて!と毎回ビックリします!
昔の人は、両手を広げた長さのことを「一尋(いちひろ)」と呼んでいて、ここは千人もの人が手をつないでいるくらい広くて大きいということから「千尋の滝」と呼ばれるようになったそうです。
駐車場から展望台までは、こんな感じの舗装された道を歩いていきますので、どなたでも安心していけます!
ちなみに、この千尋の滝の横からモッチョム岳登山ができるそうです。往復約6時間。
次にまた来た時に登りたいところです!
シドッチ上陸記念碑
イタリア人宣教師のシドッチが、1708年に布教のために密入国したのがこの場所。10月11日。
布教のためといっても、鎖国中の日本に、しかもこんな断崖絶壁を登って入ってくるなんて‥勇気と行動力がスゴイ‥と思います。
ちなみに、スグに見つかって江戸へ送られて幽閉されてしまったんだそう(新井白石の「西洋記聞」「采覧異言」に取り調べ内容がまとめられています)。
信仰心が全くなくても(私もありませんが)、この絶景を見に行く価値はありますので、ぜひ一度行ってみてください^^
お花畑
この時期にひまわりとコスモス?と思って、思わず写真に収めてしまいました。
屋久島の雄大な山と鮮やかな色のお花、そして抜けるような青空がとてもステキです^^
実はこのお花畑は、シドッチの上陸記念の式典に合わせてお花が咲くように植えられたものなんだと後から知りました。
コスモスの写真の奥に映っている、尖っている山がモッチョム岳です!
大川(おおこ)の滝
大川の滝は屋久島の中でも大きく、高さ88メートルの断崖から水が落ちてきます。
私が行った時は晴れが続いていたので、水の量はそんなに多くはなかったですが、雨の次の日とかは水量が多くてとても迫力があります。
ちなみに滝から振り返るとこんな感じ。山の中を歩くだけでもとっても気持ちが良いです!
西部林道
さて、いよいよ西部林道へ差し掛かります。西部林道は約20kmに渡る道路で、人家がなく人の手が加わっていない区間です。
このうちの約15kmの範囲が世界自然遺産の一部としても登録されています。
屋久島の深い森が、道路のすぐそばから見られます!道はクネクネしているので、車酔いに弱い方は気をつけて行ってくださいね(私はちゃんと酔いましたw)
西部林道では、ヤクシマザルやヤクシカなど、ヤクシマにしか生息していない動物たちにも出会うことができました!
ヤクシマザルが道端でくつろいでいたり
立派なヤクシカが悠々と歩いていたり。
こんな感じで、道をふさいでいることも多々あります笑
シカはまだ驚いて逃げてくれるけど、サルは車が近づいても全然逃げない‥。慣れちゃってるのかな。
でも近づきすぎると襲われることもあるし、餌をあげることも禁止です。野生動物との距離はちゃんと保つのが良いですね!
ヤクシマザルもヤクシカも、屋久島だけに生息している動物。普通のニホンザルやシカよりも少し体が小さくて、雨の多い屋久島の地に順応しているんだそうです。
永田いなか浜
西部林道を抜けて、屋久島灯台を目指そうと思ったのですが、何と台風の影響で灯台まで行く道が閉鎖中。ということで、しかたがなく永田いなか浜へ!
ここは、ウミガメが産卵に来る浜辺として有名な場所で、5~8月の産卵や孵化のシーズンには立ち入りが制限されることも。
見渡す限り、きれいな砂浜とビーチ!そして青い空!
屋久島は本当に、どこを切り取っても絶景になりますねー。ステキすぎる!
矢筈岳神社
地図で見て、屋久島のちょうど一番上にある「一奏」という集落に、矢筈岳神社があります。
駐車場から少し歩くのですが、この断崖絶壁の真ん中に洞窟があり、その中に祠が祀られています。とても神秘的。
また、海と山の真ん中に赤い鳥居があるのも、雰囲気ありますよね。
駐車場から鳥居までの間は、濡れていたりぬかるんでいたりするので、スニーカーなどで行くことをオススメします!
益救神社(やくじんじゃ)
屋久島1周最後には、宮之浦港までやってきて「益救神社」に訪れました。
延喜式神名帳にも掲載されているとのことで、古い時代から屋久島・種子島の鎮守の宮として存在する、格式高い神社なんだそうです。
とても静かな場所にたたずんでいて、周りの木々に囲まれて、厳粛な雰囲気がありました。
そして面白いのが、この神社の絵馬。
何と屋久島の形をしています!工夫が凝らしてあって、とても風情がありますね。
屋久島は各集落ごとに神社があり、昔から信仰の島と呼ばれているそうです。厳しい自然と一緒に暮らしてきた人々の文化ですね。
番外編:屋久島の夕日
島の南側からは、夕日がとてもキレイに見られます!これも絶景!ぜひ見てみてください^^
屋久島オススメご飯
潮騒でランチ@宮之浦港
お昼ごはんにやってきたのは、宮之浦港の近くにある「潮騒」というお食事処。定食メニューが豊富でボリューム感満点!大満足でした。
大きなエビフライが2尾も乗っているエビフライ定食お刺身付き(1800円くらい)と
大きな焼きサバ定食お刺身付き(1700円くらい)をいただきました!
私、実はあまり脂身が得意ではないので、赤身のお魚は苦手なのですが(トロとかあぁいうの;)、屋久島のお魚は淡泊なお味のものが多くて、私好みでした!
お魚がおいしいと思えるのは貴重な体験かもしれない‥笑。
いその香りで晩ご飯@安房
さて、晩ご飯はホテルの近くの「いその香り」というお寿司屋さんにやってきました。
屋久島で採れたお魚を使ったお寿司や、屋久島名物が食べられるとのことで、とても楽しみに来ました!
土日だったからか?予約制で、17:30と19:30の2部制でした。予約してから行くことをオススメします。
(カツオ節ならぬ)サバ節のクリームチーズ載せ。↑これとってもおいしかったです!
お土産にサバ節を買ったくらい‥笑
そしてお寿司も。聞いたことない名前のお魚がたくさんありましたが、どれもおいしかったです!
ただ、イチオシはエビです(←エビ好き笑)。
さらに、トビウオの一夜干し。
屋久島ってトビウオがたくさん採れるそうで。姿揚げとか面白い食べ方もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。骨が固いです(空飛べるからかなw)。
そしておまけの安納芋のポテトフライ。
サツマイモ大好きな私としては、甘いお芋は何でも来いです!甘いお芋にしょっぱいお塩がとてもいい感じ。
ということで、大満足の晩ご飯でした。お魚が本当においしい!のでイチオシです。
アクアカフェで晩ご飯@安房
また別の日には、アクアカフェで晩ご飯を食べに行きました。ちなみに屋久島にはカフェがたくさんあって、カフェ巡りを楽しむことも可能です!
ここでもサバ節とチーズをいただきました。これ、本当においしい!^^
メインはナポリタンをいただきました!やっぱりこういうのが食べたくなる笑
そしてデザートにはクリームブリュレもいただきました!
店内はクリスマスで可愛らしい飾りつけがされていて、ステキな雰囲気でした^^
オススメのお土産屋さん:ぷかり堂
空港のすぐ近くにある「ぷかり堂」は、屋久島っぽいもの、オシャレなものを取り揃えているお土産屋さんです。
サバ節、クッキーやタンカンジャムなどの定番商品から、オリジナルの付箋やタオルなども売っていて、見ているだけでもワクワクできます!
ちなみに、今回私が買ったのは↑こちら。サバ節、タンカンジャム、もりのふせん(ヤクシカデザイン)。
サバ節はパスタにもできるし、お店で出てきたみたいにクリームチーズと一緒に食べたいなと思って。ジャムはタンカンが好きだから、そして付箋はかわいいなと思ったからです。
ぜひ、お気に入りのお土産を見つけてみてくださいね♪
まとめ
今回は、屋久島1周モデルコースとして、ぜひ一度は見てほしいスポットをご紹介しました!
世界自然遺産の島、屋久島。今回はお天気に恵まれたのもあって、どこを切り取っても海と山、そして木々の大絶景に出会うことができました。
夏は暑いし虫も多いので、個人的には秋~冬、春先に行くのがオススメかなと思います^^
ぜひ一度、訪れてみてくださいね!参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
山の絶景が見たい!という方には、とてもオススメ。自然を全身で感じられる、ステキな山旅になること間違いナシです!
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