登山ではインナー選びがとても大切。私は化繊よりも、断然メリノウールをオススメします!
「冬に登山をしてみたいんだけど、どんな服を着ていったらいいのかな?」「山ってやっぱり寒いよね?着こんで行ったらいいのかな?」とお悩みではありませんか?
私も登山を始めたころは同じことを思っていました。「寒くなければ大丈夫でしょ!」と思って、防寒着のことだけを考えていたのですが、それは大きな間違いでした。
特に冬の登山では、インナーが快適さと安全を左右する重要な装備になります。
今回は、登山歴3年目の私が愛用するメリノウールのインナーをご紹介します!
こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑
私のオススメは、モンベルのスーパーメリノウール。
体温調整が大切な冬の登山でも大活躍してくれる、そして乾燥肌にも優しい、心強い存在です。
この記事を読むと分かること
- 冬の登山でインナーが大切な理由
- モンベルのスーパーメリノウールがオススメの理由
- モンベルのスーパーメリノウールのちょっと残念なところ
ぜひ、最後までお付き合いください。
登山の基本の服装:レイヤリングについて
そもそも登山の時って、どんな格好で登っているの?
登山では、体温調整がとても大切です。体を動かすので汗をかくけど、山の外気温は寒いので体が冷えやすく、風が冷たいのでさらに体温が奪われるという環境。
汗を適切に処理しないと、(冷たい水分が肌についたままで)汗冷えして低体温症になってしまって動けない‥といった危険なことにもなり兼ねません。
実はヒートテックなどの普段使い用のものは、汗をかいても発散されにくいので、山では汗冷えの原因になってしまいます。
登山では、3つのレイヤー(層)で服を着るのが一般的。
- ベースレイヤー(肌に一番近いインナー):長袖インナー
- ミドルレイヤー(保温用):フリースや薄手のダウン
- アウターレイヤー(防風・防水):レインウエアやハードシェル
この中でも実は一番大切なのが、肌に一番近いインナーの「ベースレイヤー」で、汗を吸収・発散し、体を冷やさない機能を持たせることが大切なんです。
スーパーメリノウールは、ベースレイヤーとしての性能が優れていて、汗冷えを防いで登山中の快適さを保つ役割を果たしてくれます!
ちなみに私は秋~冬の登山はいつも、長袖のベースレイヤーの上に半袖Tシャツを着ています。寒い時はその上にミドルレイヤー、アウターレイヤーを着ます。
モンベル・スーパーメリノウールの特徴とメリット
それでは早速、スーパーメリノウールの特徴とメリットをご紹介していきます!
スーパーメリノウールは「メリノウール85%とポリエステル15%」という構成。天然素材と化繊の良いとこどりをしたような商品ですね。
ちなみに「メリノウール」とは、メリノ種の羊から取れる天然素材のウール(羊毛)のこと。通常のウール(羊毛)とは異なり、繊維がより細いので肌触りが柔らかく、ウール特有のチクチク感が少なくて快適。①吸湿速乾性に優れている、②温度調節機能がある(夏は涼しく、冬は暖かい)、③防臭性もある(天然の抗菌効果)の3つが大きな特徴です。
モンベルのスーパーメリノウールが冬の登山で大活躍する理由
- 優れた保温性:汗をかいても体を冷やしにくい
- 高い吸湿性:汗を素早く吸収し、蒸発させてくれるので快適
- 天然素材の快適さ:チクチクせず肌触りが良い
実際に登山中に汗をかいても、汗冷えを感じることなく快適に過ごすことができました!
一つずつ、より具体的に見ていきましょう。
汗冷えを防ぐ機能
登山では、あまり急に見えないような坂でも動いていれば汗をかきます。
これが汗冷えの原因となるのですが、スーパーメリノウールは汗を素早く吸収し外に逃がすため、体を冷やすことなく体温を保つことができます。
軽さと動きやすさ
スーパーメリノウールは生地が柔らかく軽量なので、長時間の登山でもストレスを感じることがありません。
服の着心地は、快適な登山ができるかどうかに直結するので、とても重要。
メリノウールは素材から柔らかく、チクチクしないので、とっても快適です。
耐久性とお手入れの簡単さ
「ウールは洗濯が大変なんじゃないの?」と思われがちですが、スーパーメリノウールは手軽に洗濯機で洗える設計で、繰り返し使っても型崩れしません。
登山やアウトドア用として設計されているので、頑丈な仕上がりです。
ただ、洗濯はネットに入れて、そして乾燥機は避けた方がいいかなと思っています(製品的には特に洗濯に対しての指定はありません)。
スーパーメリノウールの活用シーン【普段使いも◎】
スーパーメリノウールっていいんだね!どんな場面で使えるの?
汗が抜けやすく、保温性もあるスーパーメリノウール。どんな場面で使えるのかをご紹介しますね!
冬の低山登山
初心者にオススメの高尾山や御嶽山、神奈川の大山や茨城の筑波山などは冬にも登れる低山です。体温を保ちながら快適な登山ができますよ!
春や秋の登山
軽くて持ち運びができるので、春や秋の登山の冷え込み対策として持っていくのもアリでしょう。登山後に温泉に入って、このスーパーメリノウールに着替えて帰る、というのは幸せかも。
普段使い
実は私は、日常のインナーとしても使っています(無印のインナー2枚とこのモンベルのインナー1枚で着まわしています)。
冬のインナーとしても文句なし!というかむしろ、より温かい!
もう少しお値段的に優しかったら、もう1枚ほしいレベル。
実際に着て登った山
このスーパーメリノウールを着て実際に登った山たちは
- 縄文杉トレッキング(11月):雨と寒さの中の8時間トレッキングでも快適
- 高尾山(12月):ゆっくりまったり登山でも、快適に過ごせました
スーパーメリノウールのデメリット
気に入って使っているスーパーメリノウールですが、ここはちょっと‥というのも正直にご紹介します!
1.値段が高い
もうこれは、本当にどうしようもないのですが、値段が高いです。
ユニクロのヒートテックや無印のインナーが何枚買えちゃうの?というくらいの価格なので、購入を躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません(それが普通)。
それでも、さすがアウトドアブランド!というくらいの頑丈さがあって、一度購入すると数年使えるので、コスパは高いです。
ヒートテックだと2~3年で買い替えがオススメされていますが、モンベルのスーパーメリノウールはまだまだ着れます。
さらに、冬だけでなく、春・秋の登山、夏の高い山でも活躍するので、年中着れます。そういう意味でもコスパは素晴らしいですね。
ちなみに、普段使いもできるので「登山いつまで続くか分からない‥」という初心者の方でも安心。
2.保管に注意が必要
メリノウールは天然素材なので、使っていないときの保管状況によっては、虫に食われてしまうという可能性があります。
実は一時期、ワークマンのメリノウールを普段使いで着ていた時があったのですが、衣替えで出してきたら穴が開いていた‥ということがありました‥悲しい。
もし長期間収納することがあれば、防虫剤を入れるか、密閉できる袋に収納するなどの対策をしておくことをオススメします!
まとめ
今回は、登山用のインナーとしてモンベルのスーパーメリノウールをご紹介しました。
特に冬の登山では寒さ対策がとても大切ですが、適切なインナーを選べば快適に登山が楽しめます!このスーパーメリノウールは、ぜひ一度試してみてください。
登山する方はもちろん、何なら登山しない方でも使えるので「登山いつまで続けるか分からないし‥」という方にもオススメです。
参考になれば嬉しいです!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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