10月初旬に千畳敷カールの紅葉が見たくて、木曾駒ケ岳へ行ってきたときの記録。
全体的に黄色くて、紅葉にはまだ早かったかも?ですが、それでも山々の絶景が見れて大満足でした!
千畳敷カールの紅葉が見たい!けど人が多いし‥とためらっていた木曾駒ケ岳。でも、行ってよかったの一言!もうすでにもう1回行きたいと思える場所。
こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑
この記事で分かること
- 木曽駒ケ岳までのアクセス
- 木曽駒ケ岳、千畳敷カールの推しポイント
- 混雑回避の方法
ぜひ最後までお付き合いください。
木曽駒ケ岳へのアクセス
最初に、木曽駒ケ岳(千畳敷カール)周辺の地理をご説明します。
①JR駒ヶ根駅
②菅の台バスセンター(駐車場。この先はマイカー乗り入れ禁止)
③しらび平駅(ここからロープウェイ)
④千畳敷駅(ここから登山開始)
となっています。
①都内からレンタカー ←今回はコチラ
菅の台バスセンターが登山客用の駐車場になっているので、そこを目指して都内からレンタカーを借りました。
都内~駒ヶ根IC.~菅の台バスセンターまでは、中央自動車道を通って車で約3時間。
- レンタカー代 16000円(2泊3日)
- ガソリン代 約5000円
- 高速代 約4000円
- 菅の台バスセンターから千畳敷駅までの往復(バス&ロープウェイ) 4710円
と、まぁまぁな出費になりましたが、登山前後にブドウを食べたり奈良井宿で遊んだりしたので、それはそれでよしとします。
②電車で行く場合
特急あずさを使って、電車でアクセスすることもできます。
JR新宿駅~(岡谷駅)~JR駒ヶ根駅 片道約4時間、7060円 です。
そこからバスでしらび平駅まで行き、千畳敷駅までロープウェイという道のりで、片道約1時間、チケット代は5150円(往復)。
③高速バス
バスタ新宿からも高速バスが出ていて、新宿~駒ヶ根エリアで往復11,500円!
しかもこれ、高速バス代+路線バス+ロープウェイの往復全部ついていて、この価格だから、スゴイ安い!(ということに、この記事を書いているときに気づきました‥)
新宿だけじゃなくて、名古屋・大阪からも高速バスでアクセスできるチケットがありますよ!
個人的には、乗り物酔いするので‥バスはしんどい><
今回は観光もあったので、レンタカーで大正解!(運転手さん大変だけど、時間に追われなくていいから気が楽でした。)
菅の台バスセンターから千畳敷駅
さて!それでは早速登山スタートです。日曜日の朝、5:45にホテルを出発して6:00くらいに菅の台バスセンターに到着すると‥
すでに長蛇の列!臨時便が出ていたのでスムーズでしたが、2本バスを見送りました。
おそるべし、紅葉時期の千畳敷カール&木曽駒ケ岳‥。でも仲間が多いとちょっと安心。
このバス停から、ロープウェイ乗り場のしらび平駅までは約30分の山道。急カーブが多いので、路線バスでも立って乗ることはできません。運転手さんの運転スキルがすごかった!
こんな感じのTHE普通のバス!にゆられてきました。
10月上旬で、15℃!かなり涼しかったです。ここから60名定員MAXのロープウェイに乗って、千畳敷駅までいきます。
木曽駒ケ岳を目指して、千畳敷カールを登っていく
今回の登山は、千畳敷駅から木曽駒ケ岳までの往復で4時間コース。
途中、千畳敷カールを越えて乗越浄土に行き(60分)、そこから緩やかな登りで中岳へ(20分)。一度少し下ってから、木曾駒ケ岳山頂を目指す(40分)という気軽な感じです。
千畳敷駅から千畳敷カールが一望できます!朝方は雲がかかっていましたが、それでも圧巻の迫力です。
写真左下に人の列が見えますでしょうか‥かなりの行列ができています(私たちより先にバスに乗った人がたくさんいるから当たり前)。
今日はゆっくり登る日だね!と決めて、スタートしました!
千畳敷カールを歩く
登りだしたら、晴れてきましたー嬉しい!ワクワクする!この写真の真ん中が登山道になっています。
後ろを振り返ると、ホテル千畳敷と伊那前岳の絶景。奥には長野の山々が見えます。富士山も見えましたよ!
カールの中盤。人がいっぱい、長打の列ですが、ゆっくり登れてありがたい。休憩している人もたくさんいましたが、私たちはサクッと登ってしまいました。
乗越浄土に到着!
千畳敷カールを登ること、約40分、乗越浄土に到着です。結構開けていて、人がたくさん休憩していました。
乗越浄土からさらに右奥(中岳の方面)を見た写真。晴れてきてとっても気持ちがいい!(でも風が強くて寒い)
乗越浄土には天狗荘、宝剣山荘という2つの山小屋が立っています。お手洗いが完備されているのはありがたいですね。
中岳から木曾駒ケ岳へ
こんな感じのゆるやか~な登りを登って、中岳へ向かいます(20分)。
中岳山頂も混んでいたのでスルーして笑、↑この写真は中岳から少し木曾駒ケ岳側へ下りたところから撮ったもの。青の屋根が頂上山荘、その奥の山頂が木曽駒ケ岳です。
中岳から木曾駒ケ岳頂上までは、コースタイム40分!あと少し!
本当にゆるやか~な登りを上がっていくだけなので、全然しんどいとは思いませんでした。そして‥
木曽駒山頂(2,956m)に到着です!予想通り混んでいましたが、気にならないくらい爽快な気分!
晴れてるし!稜線もくっきり見えるし!嬉しい~!
晴れている日は、岐阜県側の御嶽山も見えるそうです。この日は残念ながら見れなかったけど、来年登りたい山リストに入れておくことにします。
山頂でおやつタイム。コーヒーを淹れて、ラムネとブラックサンダーを食べました笑。
片道1.5時間くらいで登ってこれて、こんなにいい景色が見られるなんて!すごいお得な気分。景色が良くて本当によかった!みんな来てほしい!
頂上山荘前でお昼ご飯
木曾駒ケ岳頂上で30分ほどゆっくりしたら、すこし下って中岳との間にある「頂上山荘」の前でお昼ご飯です。
この、何でもない普通のラーメンが、山の上で食べるとビックリするくらいおいしくなるから不思議。
山荘前のテント場をお借りしたのですが、ここで1泊したら星空がキレイなんだろうな~と少し羨ましく感じます。
寄り道した伊那前岳が大正解!
お腹もいっぱいになって、ゆっくり帰ろうと乗越浄土まで戻ってきました。そのまま千畳敷駅へ下りても良かったのですが、まだお昼の11:30。
もう少し山の中にいたかったので、乗越浄土からの分岐を伊那前岳方面へ歩いていくことに。伊那前岳までは、片道30分くらいの稜線歩きです。
急遽決めたこの寄り道で、今日イチの大絶景を見ることができたのです!
稜線歩きもとっても気持ちが良かったのですが、その左右の景色がもう!写真を撮る手が止まりませんでした!笑
高所恐怖症的には、砂利道でちょっと怖いかなと思ったところもありましたが、結論全然大丈夫でした!
木曾駒ケ岳にはあんなに人がいたのに、伊那前岳への往復ですれ違ったのは2組だけ。何でみんなもっと来ないんだろう?もったいない!と思うくらい、最高の景色が見られました。
‥きっと宝剣岳の方が人気なんでしょうね(高いところ怖いから、宝剣岳には絶対行かない‥笑)
帰りのロープウェイがまさかの2時間待ち
大満足で千畳敷カールを下り、ロープウェイに乗ろうと思ったら‥まさかの整理券が配られていて、2時間待ちでした。時刻は14:00頃。
確かに、登っている間にもずっと「混雑のため、最大2時間程度の待ち時間が発生します」って係員の方のアナウンスが聞こえていたけど、本当に2時間待たされることになるとは‥。
ロープウェイは2基しかなくて、片道9分。時刻表関係なく、臨時便も出ていたのですが10分に1本です。そして1回に乗れる人数は60人。どれだけたくさんの人がいたのか、、スゴイですね。
「帰れないなら楽しもう!」と思って、剣ヶ池の横でふたたびコーヒータイム。
登山をしなくても、この辺りを1周する散策コースもあるそうで、観光客の方もたくさんいらっしゃいました(みんなロープウェイ2時間待ち‥大変だ;)
まだまだ待ち時間があるので、登山口から山ノ沢岳方面へお散歩に。
20分くらい登ったところで休憩しながら、満員になって下っていくロープウェイを何本も見送りました笑。
そしてようやく16:00頃、無事にロープウェイに乗ることができ、そしてまたバスに揺られて菅の台バスセンターまで戻ってきました。往復4時間コースだけど、いろいろあって結局8時間くらい上にいれて、結果大満足の山旅でした^^
千畳敷カール&木曽駒ケ岳の推しポイント
今回初めて行った千畳敷カール&木曽駒ケ岳ですが、とっても良かったです!推しポイントは
- バスとロープウェイでお手軽に2,612mまで登れる!
- 氷河が削ったというカールの迫力がスゴイ!上から見ても下から見てもスゴイ!伊那前岳にもぜひ行ってほしい!
- 山小屋がたくさんあって、お手洗いの心配をしなくても安心
- ずっといい景色が続くから、飽きずに登れる(写真撮るのに忙しい!)
- 菅の台バスセンター周りに日帰り温泉やご飯処があって楽しめる
という感じでした。人気が出るのも分かる~というくらい、ここでしか見られない景色があって、本当に絶景でした^^
逆に、ちょっと惜しいなーと思ったポイントも。
- 紅葉時期のハイシーズンは混む!帰りのロープウェイ2時間待ちは大変(でも、それでも来る価値あると思う!)
- 菅の台バスセンターからしらび平駅までの30分でバス酔いする。山道しんどい(←山登りする人が言うセリフじゃない笑)
それでもやっぱり、来てよかった!と思うし、また来たいとも思います。
ちなみに、木曾駒ケ岳は初心者雪山登山にも向いているらしいのですが‥どうやって雪が積もった状態で、あのカールを登っていくのかが謎すぎる。今のところ、雪山登山はやる予定はないです;笑。
まとめ
今回は、中央アルプスの木曽駒ケ岳&千畳敷カールへの山旅記録でした。ロープウェイで気軽に標高を上げられるし、そこからも片道2時間のお手軽登山です。
そんなに大変な思いをしていないのに、こんな絶景見れちゃっていいの?という感じ。
本当にぜひ!みなさんにも行っていただきたいです。帰りのロープウェイだけ気をつけてくださいね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました^^
ダイナミックな景色に圧倒される経験でした。また行きたい!
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