私の地元、東海地方で紅葉と言えば!で有名な「御在所岳」に登ったときの記録。
岩があったり、ガッツリ登らされたりで、アスレチック感満載の登山道も面白かったです!もちろん紅葉も楽しめました(毎年10月中旬~11月下旬が紅葉の見ごろだそうです)。
翌日は筋肉痛になりましたが‥笑、東海圏にお住まいの方はぜひ行ってみてほしい山です。
私が行った10月末は紅葉が始まったばかり!お天気にも恵まれて、とても楽しい山旅になりました♪
こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑
この記事を読むと分かること
- 御在所岳までのアクセス
- 御在所岳登山の様子
- 御在所岳の推しポイント
ぜひ最後まで、お付き合いください!
御在所岳(1,212m)とは
御在所岳とは、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある標高1,212 mの山です。鈴鹿国定公園の中にあり、日本二百名山、関西百名山、鈴鹿セブンマウンテンに指定されています。
周りには、温泉やキャンプ施設、ロープウェイもあったりして、東海民は小学校の遠足で行く、という方も多いのではないでしょうか(私だけ?笑)。
紅葉の季節が一番有名で、「紅葉見に行きたいね!」「御在所行く?」という会話が普通に出てくる感じの山です。
御在所岳(ロープウェイ)までのアクセス
この地図は果たして分かりやすいのかな‥?と思いながら、名古屋駅・四日市駅と御在所岳の位置関係をご紹介します。愛知・岐阜近辺の方以外はあまり馴染みがないかもしれませんが‥。
バスで行く方法 ←今回はコチラ
名古屋駅(名鉄バスセンター)から、御在所岳ロープウェイ乗り場まで直通バスが出ています。片道約70分、1,500円。
名鉄バスセンター発 → | 湯の山温泉・御在所ロープウェイ着 | |
平日 | 8:15 → | 9:23 |
土・休日 | 7:55 → 8:45 → | 9:03 9:53 |
直通バスは平日は1本、土日は2本しか出ていませんので、要注意!ただ、繁忙期(夏休みや紅葉時期)は増便することがあるそうです。
朝もそんなに早くないので、比較的ゆっくり出発ができます!
ちなみに帰りは、以下のスケジュール。
湯の山温泉・御在所ロープウェイ発 → | 名鉄バスセンター着 | |
平日 | 16:14 → | 17:26 |
土・休日 | 14:44 → 16:44 → | 15:55 17:55 |
帰りもバスに乗りたい!という方は、下山のスケジュールも計画的に。
私はというと、バス酔いするから‥という理由で、帰りは湯の山温泉駅から電車で帰ることにしました;笑。
>三重交通
電車(とバス)で行く方法
御在所ロープウェイまでは、電車とバスを乗り継いで行くこともできます。
御在所岳近辺の地理はこんな感じ↓
湯の山温泉駅まで電車で来て、そこからバスでロープウェイ乗り場まで行く、という道順です。
近鉄名古屋駅から特急で約30分、近鉄四日市駅で普通電車に乗り換えます。約30分電車に乗り、近鉄湯の山温泉駅へ。バスで10分でロープウェイ前バス停に到着。
近鉄四日市駅から湯の山温泉駅までは、平日でも1時間に1~3本、土日でも2~3本電車が出ているので、ご自身のスケジュールに合った移動計画が立てられますね!
地図右端の「アクアイグニス」は比較的新しい施設で、温泉やレストラン、パン屋さんなどオシャレなお店が入っています。下山後にここで温泉に入ってもいいですね!
(アクアイグニス)
車で行く方法
御在所岳には車で行く方法もあります。車の場合は【新名神高速道路 菰野(こもの)IC】で高速をおり、その後御在所ロープウェイまで約10分。
駐車場は「御在所ロープウェイ駐車場」が一番多く、立体駐車場があり約250台停められるので便利です(有料、1,000円)。
実は、登山ルートによって最寄りの駐車場が変わります。次はそこを説明していきますね!
御在所登山のオススメルート
御在所岳には、レベルや体力に応じて複数の登山ルートがあります。
- 裏登山道
ロープウェイ山麓駅の近くに登山口があり、比較的緩やかな沢沿いのコース。初心者向け。登り3.5時間、下り2.5時間。 - 中登山道
奇岩やキレット、クサリ場があって変化に富んだ尾根コース。御在所岳で一番人気。初心者でも全然登れます!登り3時間、下り2時間。 - 峠登山道
距離は短いですが、急な登りが続きます。中上級者向け。登り1時間、下り40分くらい。 - 一ノ谷新道
急登な尾根コース。恵比寿岩と大黒岩がある。中上級者向け。登り2時間、下り1.5時間。 - 表登山道
景色もあまり見えず、急な登りのコース。上級者向け。登り1.5時間、下り1時間。 - 本谷コース
急なガレ場を両手両足で登るような場所も出てくる危険なコース。上級者向け。<令和4年より、事故多発のため立ち入り禁止となっています>
今までに2回登りに行っていますが、2回とも中登山道で登っています。ほどよく体を動かせる時間(登り3時間)で、奇岩やキレットなどの見どころもあって、登っていて楽しい!というのが一番の理由です。
ちなみに帰りは裏登山道で帰ってくるのがお気に入り(バス停にも近いし)。
登山ルート別 登山口までのアクセス
裏登山道
ロープウェイ乗り場から徒歩3分くらいのところに登山口があります。ので、ロープウェイ乗り場に向かっていけばOK!
登山をしなくてもロープウェイで往復したり、片道だけロープウェイを使いたい!というときも、この登山口は便利です。
ロープウェイ乗り場とバス停もすぐ近くというのも、ありがたいところ。
車の場合も、ロープウェイ乗り場の近くにある大きな駐車場に停められます。
中登山道
中登山道の登山口は、実はロープウェイ乗り場から30分くらい歩く必要があります。看板が出ているので迷うことはありませんし、車道や山道を交互に歩く感じで、けっこう面白いです。
登山始まってないのに、もうこんなところ歩くの?!という感じが続きます。笑
バスや電車で来た場合は、登山の準備運動がてら、進んでいくのがオススメです。
車の場合も、中登山口近くには駐車場があります。約80台停められるので便利ですが、紅葉の時期は停められないと覚悟しておいた方が良いです。
駐車場がなくさまよい続ける羽目になったり、運よく停められたとなっても結局登山口まで数十分歩かないといけない‥ということになります><(←なった人)
個人的に今のところのベストは、電車とバスでロープウェイ乗り場まで行き、中登山口まで30分くらい歩いて登り、下りは裏登山道で降りてくる、そしてバスと電車で帰る。です。
(10分くらいのバスなら酔わないし、駐車場問題もないし、行きと帰りで違う景色が楽しめる、そして帰りはバス停が近くて◎!)
絶景を楽しみながらの登山
中登山道口からスタート
ロープウェイ乗り場から歩くこと30分、さっそく中登山道口から登山スタートです!
登り始めから、岩のゴツゴツした感じの登山道です。雨が降った日は足元が滑りそうだなぁ‥と思いながら登っていきます。
結構足をしっかりあげないといけないところもあり、ガッツリと登らされます。
手や腕を使って登るところもあるので、アスレチック感があってとても楽しいです!
登山道を進んでいくと、途中でロープウェイの下をくぐって通っていくところがあります。
ちなみにロープウェイは片道約15分。ロープウェイに乗っている人に手を振ったりしながら、楽しく登っていきます!
奇岩がたくさん
どんどんと進んでいくと、大きな岩や変な形の岩、どうやってそうなった?という岩がたくさん出てきます。
↑写真の中に人が映っているのが分かるかなと思うのですが、こんなに大きい岩が、2つの岩でバランスを取りながら乗っています。
本当に不思議。どうしてこうなったのかなとか、地震が来たら動いたりしないのかなぁ?など疑問は尽きません。笑
まだまだ登っていきます。目の前には、大きな岩がゴロゴロとしているので、手と足を大きく動かして登っていく道が続きます。
平坦な森歩きも楽しいですが、こういったアスレチック感あふれる登山道も面白いです。
山の絶景!コレが見れるから楽しい
御在所岳が楽しい理由の1つに、ずっと景色がいいことが挙げられます!(男体山がキツかったのは、景色が見られなかったからもあると思う‥)
体力的に少し大変でも、景色が開けると「楽しいっ!」って思えるから不思議。
さすが紅葉で有名なだけあって、黄色や赤、緑の色鮮やかな景色を見せてくれました。青空なのも最高!
こちらは8合目から街の方を見下ろした景色。平野が広がっているのと、その奥には海も見えます。
休憩ポイントでコーヒーを飲みながら、この景色を堪能しました。真ん中に尖って見えるのが鎌ヶ岳。
御在所岳には、初心者がちょっと躊躇してしまう
- キレット
- クサリ場
- はしご
が出てきますが、結論一歩ずつ慎重に進んでいけば問題なくクリアできます!
高所恐怖症的には、初めて挑戦したキレットがちょっと怖かったのと(でも2回目は「何で1回目あんなに怖かったんだろう?と思うレベル)、クサリを頼りに岩を伝って進んでいく場所が1か所怖かったです。
でも、そこもゆっくり進めば問題なかったですし、それ以外は怖さを感じることはありませんでした!
混雑時、キレットやクサリ場では行列ができます。早くしなきゃと焦って進むと、事故につながることもありますので、ゆっくり一歩ずつ進みましょう!
頂上の見晴らしと、ランチ
登り始めて2時間45分(休憩含む)、頂上に到着しました!御在所岳の山頂は広場のようになっていて、「登り切った!」というところからさらに15分くらい草原になっているところを進んでいきます。
ロープウェイで登ってきた方も散策ができるようになっていたり、リフトもあって、冬はスキー場になっている感じ。
頂上から街の方の眺め。山と空と海。
少し向こうに見えるのが「碑(monument)」。紅葉の木々と相まって、なんだか不思議な雰囲気を出しています。
頂上の一等三角点です!1,212m。これを見ると、頑張って登った感がありますね(←分かりやすい笑)。
頂上は、三重県と滋賀県のちょうど間にあるそうです。
そして鈴鹿山脈がキレイに見えました。こう見るとやっぱり日本は山が多いですね。
さて、お腹が空いた!ということで、お昼ごはんにします。ロープウェイで登ってきたところにレストラン「ナチュール」というところがあり、そこでカレーうどんをいただきました。
紅葉時期で特に混んでいたので、お昼ごはんを持ってきて外で食べるのもアリだと思います。
定番のカレーから、三重名物伊勢うどんまでいろいろありましたよ!テーブルが狭いので、登山の荷物が大きいと席まで入っていくのが大変かもです。
下山はロープウェイでも〇
頂上で景色とランチを堪能したら、下山していきます。
中登山道を下っていくと、コースタイム2時間。裏登山道で降りるとコースタイム2.5時間です。
ちなみにロープウェイでも下りれるので、もう元気がない!という方はロープウェイをお勧めします。
ただ、今回私が行ったとき(紅葉の時期)には「ロープウェイ待ち時間90分です!」と言われたので‥それなら歩いて下りるよね~となりました;笑
今回は中登山道を下っていきます。
登りもしっかり登らされましたが、下りもしっかり下りです。足が届かないところとかもあるので、腕を支えにして下りたり、おしりをついて下りたり。
これが全身筋肉痛でバッキバキになる理由です‥!
上りにクリアしたキレットやクサリ場も、もちろん下りに出てきますが、1回様子を知っているからか、下りの方はあまり怖さを感じませんでした。
そして下り開始してから2時間(休憩込み)、スタートの中登山道口まで下りてきました。
(そこからロープウェイ乗り場まで、プラス30分、歩きました!)
御在所岳の推しポイント
最後に、御在所岳登山について、推しポイントをまとめておきます!
- ずっと絶景が続く!!登山道、そしていろんな奇岩があって楽しい
- 初心者でもトライできるキレットやクサリ場があって、全体的にアスレチック感があるのが楽しい
- ロープウェイもあるので、体力が心配な方でも安心
- 頂上のレストランでランチを食べることもできる(荷物軽減)
- 公共交通機関でも行きやすい
ということで、ワクワクする登山が楽しめるんじゃないかなと思います!
昔から、地元の人たち(私を含む東海の人たち)に愛されている山なだけあって、しっかり整備もされていますし、登山者も多い印象でした。
逆に、ちょっと惜しいなと思ったポイントも。
- 人が多いので、混雑時は登山道に行列ができてペースをつかみづらいときも。
- 混雑時のロープウェイは、めっちゃ混む!あと駐車場もない。
ということで、人が多い時は混む!という当たり前のことしか言っていませんが笑、それでも御在所の紅葉登山は一度やってみる価値ありだと思います!
もちろん、春夏冬も楽しめる山ですので、ぜひ一度登ってみてください^^
まとめ
今回は三重県の御在所岳の登山旅をご紹介しました。個人的には、何回も登れる山(涼しい時期限定!)だと思います。
やっぱり行くなら紅葉時期かな。
御在所岳なんて知らなかった!という関東在住の方と一緒に登りましたが、「楽しかった!また来たい!」と言ってくれました。
ぜひ、参考にしていただいて一度足を運んでみてください♪
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
知る人ぞ知る?的な御在所岳。繰り返し来ても違った面白さが楽しめる、そんな山だと思います!オススメ!
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