
山登りを始めてみたいけど、登山するのにマナーなんてあるの?知らないと周りの人に迷惑になるようなルールってあるの??
山登りしてみたい、大自然を満喫してみたい!と思っている初心者のみなさん、こんな疑問を持ってはいませんか?
実は、山には山のマナーがあって、それを守ることで「安全に壮大な自然」を満喫することができるのです。
山の上から見る絶景、静かな自然の音に包まれる時間、私も大好きです!
こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑
今回は、そんな「山を楽しむためのマナー」についてご紹介します。
この記事を読むと分かること
- 安全に山を楽しむために守るべきルール
- 知っておくと安心なマナー
- 山の楽しさを満喫するコツ
ぜひ、最後までお付き合いください。

実は私も登山始めたてのときは、何も知りませんでした‥。マナーと聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「自然を楽しむ気持ちを持つこと」と「安全に楽しむこと」です!
まずは知っておきたい!登山の基本ルール

最初に、山を楽しむためのルールを3つご紹介します。
- 自然を大切にする心構えを持つこと
- 安全を第一に考えること
- 登山ルートを確認すること
当たり前のことですが、とっても大切なことです!
自然を大切にする心構えを持つこと
「山を楽しませてもらう」という気持ちを持つことが大切!
雄大な絶景や静かな自然の音を楽しめるのも、その大自然がそこにあるから。ですので、私たちはその自然を守る義務もあるのです。
具体的には、ごみを出さないこと。
私は毎回、ジップロックをゴミ袋として持って行っています。また、お菓子の個包装はどうせゴミになるので、最初から中身を出して持っていく場合もあります(軽量化にも成功♪)
カップラーメンの残ったスープを捨てるとかもNGです!
安全を第一に考えること
無理をしてまで登ることは、登山ではご法度。
私も、少し調子が悪い時に「せっかく来たし」と強行したことがありましたが、途中で動けなくなり、かなり焦りました。無理せず、自分のペースでゆっくりと進むことが大切です。
そして「自力で家まで帰れること」が大前提です!登ったらゴールではなく、当然下りもありますので(個人的には下りの方が疲れます‥)。

ちょっと調子が悪いぞ?と思ったときは、「次に山に登れなくなるのがイヤだから、今日はここまでで帰ろう~」と思うようにしています。
山のルートを確認すること
山は好き勝手どこでも歩いていいですよ、というものではなく、登山道が整備されています。
だいたい行ったら分かるようになっていますが、人が歩いて良いところが「登山ルート」として設定されているので、ヤマップなどの地図アプリを用いて調べましょう。
「山に登りたい!」と思ったら「どんなルートでどれくらい時間がかかるのか」をしっかりと事前に調べておいて、自分の体力や経験レベルに合った山を選ぶことがとても大切です。
初心者のうちは特に、登山者が多い山に登ることがオススメ。登山者が多い人気の山は、
- 登山道がしっかりと整備されている
- 山小屋があれば、おやつや水分を購入することもできる
- 周りに人が多いので迷わないし、最悪困ったときには助けてもらえる(登山は基本自己責任です!)
ということで、安心感が違います。
①自然を大切にすること
②安全第一で計画的に行動する
ことを大切にして、山を安全に楽しみましょう!
登山中に大切なマナー
登山って、意外に多くの人が楽しんでいて「今日人多いね!」と思うこともあるのです。

山を楽しむ人がたくさんいるからこそ、山でのマナーってすごく大切。お互い気持ちよく過ごしたいですもんね!
ということで、知っておきたいマナーもご紹介します。
- 登山道でのあいさつ
- 道を譲るときは「登りが優先」
- 休憩場所の使い方
- 音の配慮
この4つについて、順番に見ていきましょう。
登山道でのあいさつ
山ではすれ違う人と「こんにちは」とあいさつを交わします。私も最初はビックリしたのですが、これが山の文化。
あいさつをすることで「元気ですか?」「元気ですよ!」とお互いの無事を確認していたり(あまりにも元気のない人がいると、心配になります‥)、「この人すれ違った!」と記憶に残ることで、万が一遭難者が出たときの調査にも役立てるのだそうです。
登りがつらくてキツイ‥!みたいな時に「こんにちは」というのって結構しんどいのですが、「同じしんどさを味わっている仲間感!」みたいなのが芽生えるので、不思議な感覚になります。笑
道を譲るときは「登りが優先」
登山道では、基本的に「登りが優先」です。
登りの人:足元をしっかり見て自分のペースで登っている
下りの人:視界が広く見えているので、止まりやすい場所が見つけられる
ということで、登りの人を邪魔することなく、下りの人が譲るのが一般的です。
ちなみに登山道の片側が崖だったりする場合は、止まる人が「山側」によけます。間違って押されたり、荷物が当たったりしてバランスを崩して倒れても、落ちないように、です。

登りが優先だと知っていても、登っている人の方がしんどいから止まりたい!ということは多々あります笑。そういうときは、状況を見て、コミュニケーションを取りながら進みましょう!
休憩場所の使い方
登山道の途中に、ベンチが置いてあったり、ちょっと広くなっているスペースがあったりして、休憩ポイントになっていることがあります。
休憩ポイントは他の人も使う公共のスペースなので、自分の荷物を広げるときは、周りの登山者が困らないように場所を選びましょう。
また、休憩スペースがないところで休憩するときには、登山道の端で他の人が通れるように配慮を忘れずに。
音の配慮
自然の静かな空間を楽しみたい人も多いので、大きな音は控えるのが基本です。
クマよけ用に、鈴やラジオを聴きながら登っている方もいらっしゃいますが、人とすれ違う時や大人数の方が周りにいらっしゃるときには、音を小さくする、鈴をしまうなどの配慮が必要。

個人的に、鈴の音って種類によってはキンキンして頭痛くなるんですよね‥。
初心者が気をつけるべき環境保護のルール
山へ遊びに行くときは、自然を大切にする気持ちを持って過ごすことが大切。
私は特に、山の絶景に対してワクワクする気持ちを持っているので、自然保護や環境保護にはとても興味があります。
自分が持ち込んだものは全て持ち替える、帰るときの方がよりキレイにする、という意識で、ぜひ山を楽しんでください!
ごみは必ず持ち帰る

自然環境を守るため、ゴミは絶対に持ち帰りましょう。
ゴミだけではなく、元々そこになかったものが侵入すると、そこから環境や生態系が壊れていくのだそう。
私は行動食用の小さな袋(ジップロック)をリュックに常備しておき、出たゴミを全て入れるようにしています。これで、ちょっとしたゴミでも気軽にポケットにしまえるので便利です。
そもそもゴミになるようなものは、荷物の軽量化も含めて家においていくことが多いです。
植物や動物に触れない

山の植物や動物は登山者が思っているよりも繊細。
特に高山植物は成長が遅く、踏まれてしまうと元に戻るのに何年もかかることがありますので、無理に触れたり近づいたりしないのが基本です。
登山道以外の場所は、植物が保護されていることも多いので、場所を踏み外したりしないようにしましょう。
山のトイレマナー

山にはトイレがない場所も多いです。
携帯トイレを使うのが原則ですが、山小屋にトイレがある場所も。利用する際は、必ず使用料を支払い、マナーを守りましょう。
登山のルートを確認するときに、どこにトイレがあるかも必ず確認しておきます。
水が貴重な山の中で、トイレを使わせていただけるありがたさが身にしみます‥。
天気や状況に応じた行動の心構え
「山の天気は変わりやすい」と聞いたことはありませんか?本当にその通りで、天気予報が外れることなんて日常茶飯事です。
晴れていたら最高の気分なのに、曇りや雨だと一気にテンションが下がるのが私です‥笑。
また、自分の体調や状況によっても、無理しない行動が大切になってきます。
雨の日や悪天候時の注意点
急に雨が降ってくることがありますので、朝晴れていても必ずレインウエアは上下ともに持っていきましょう。
過去「晴れてるから大丈夫でしょう~荷物になるのイヤだから」とか言って、下のレインウエアを持って行かなかったことがあるのですが、見事に天気が崩れて、下着までびしょぬれになりました‥T_T。

私が山を登る理由の1つが「絶景を見たいから」。なので、基本的には雨が降りそうなときは、山には遊びに行きません(遠方まで行くことを予定していたら別ですが‥)。
また、雨が降ると足元も滑るし荷物も濡れるしで、楽しいことが少なくて、大変なことばかりです。
初心者のうちは、天気の悪い日はおうちで次に登れそうな山のことを考えましょう♪
計画的に登山をするということ
登山は体力と集中力が必要です。事前に計画を立てて、ペース配分を意識することで、見通しを持って安心して山を歩くことができます。少し余裕を持った計画で登ることが基本です!
個人的には、登りは体力、下りは集中力が必要だと感じます(そしてどちらも疲れる)。
私もよくやってしまうのですが「今日は元気だし」とか「なんか行けそう!」と言って、最初からペースを上げて歩くと、途中で絶対バテますので、ペースを守って、ゆっくり確実に登っていくことをオススメします!
まとめ
今回は、登山でのルールやマナーをご紹介しました。
山の自然環境を守りキレイな景色を楽しませてもらうためにも、そして安全に登山を楽しむためにも、大切なことです。
とはいえ、ルールやマナーでガチガチになって山を楽しめないのは本末転倒なので、
- 自然を大切にする気持ち
- 安全第一で、無理しない
- そして山を楽しむ!
という感じがいいのかなと思います。少しずつ慣れていけば大丈夫です。ぜひ、みなさんも自分なりの山の楽しみを見つけてくださいね^^
参考にしていただければ幸いです。
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